
転勤族の我が家は、娘が生まれてから何度も飛行機に乗って帰省や旅行をしてきました。
その度によく利用したのが、格安航空(LCC)「Peach」です。
数えてみると、娘は生まれてから0歳~2歳までの間に合計10回以上ピーチに乗っており、なかなかのベテランでした。
今回は、赤ちゃんや幼児連れの方でも安心してピーチに乗る方法やおすすめの機内での過ごし方をご紹介します。
Peachの特徴|安さの理由、乗り方、子供料金
Peachは格安航空なので、セール時は片道2000円ほどで乗れて、国内のどの交通機関よりも早く安く目的地まで到着するのでとっても便利です。
国内では、1番安いLCC航空会社の「Peach」
(画像出典:https://www.flypeach.com/)
帰省や国内旅行でよくPeachを利用する我が家ですが、Peachはどの交通手段と比べても1番安いです。
LCC航空会社は、基本料金を格安にしている代わりに、座席指定、受託手荷物、発券手数料、機内での飲食などが有料となっているのが特徴です。
国内を移動することが多い我が家にとっては、とにかく安くて早く行ける交通手段が旅の優先事項なんです。
どれだけPeachが早くて安いかと言うと、例えば大阪(関西空港)から東京(成田空港)に行くとすると、
- 新幹線:片道3時間30分、約15000円/人(常時)
- Peach:片道1時間30分、約3300円/人(閑散期)
新幹線とPeachでは、片道2時間も違い、金額も一人1万円以上の差があります。これが家族分となると、かなりの差額になることは間違いありません。
また、他の国内LCC会社とPeachを比較しても全然違います。
例えば、スカイマークで羽田空港から神戸空港に移動すると、安いときで片道一人8000円ほど。
Peachの場合、大阪から東京まで安いときで片道一人3300円なので、その差は約5000円…!Peachで行く方が断然お得になるんです。
もし家族旅行でよく車を利用する方は、都会のコインパーキングが格安で利用できる「Peasy」(ピージー)というドコモが開発したアプリがおすすめです。
主に東京や大阪の都心部の駐車場が、格安で利用できるので交通費の節約になりますよ。
Peachに搭乗するときは、飛行場内を歩いて行きます
LCCの飛行機に乗ったことがない方だとビックリすると思いますが、Peachに搭乗・降機するときは飛行場内を歩いて移動します。
上の写真のように、ターミナルから歩いて機内へ向かいます。
初めてPeachを利用するときは、「こんなところ歩いて大丈夫?」と心配になりましたが、そばに警備員の方もいますし、徒歩20秒ぐらいの距離なので安心です。
ちなみに、空港内で借りたベビーカーは飛行場内では使えないので、搭乗口で子供をベビーカーから下ろして抱っこして機内まで移動します。
Peachでは、2歳から大人と同料金が発生します
Peachでは、2歳から大人と同料金が発生します。
ということで、Peachが無料で乗れるのは0歳~1歳のお子さんのみです。この場合、0歳~1歳のお子さんは大人の膝の上に座ることになります。
fa-share-square-oPeachに子連れで搭乗する際の注意点(公式サイト)
Peachは、機内の飲料や食事、座席指定、発見手数料、受託手荷物、日付変更など細かいところまで全て有料です。
LCC飛行機では、基本全てのサービスが有料なんです。
ただ、Peachでも子連れに嬉しい無料のサービスがあります。
- チャイルドシート(受託手荷物)
- ベビーカー(受託手荷物)
- オリジナルシール
Peachでは、チャイルドシートとベビーカーを受託手荷物として無料で預けることができます。搭乗前にチェックインカウンターで預けましょう。
我が家は帰省や旅行のときにレンタルするのが面倒なので、いつも自前のチャイルドシートとベビーカーを持参してレンタル代を節約しています。
【Peachの航空券が安く買えるおすすめのサイト】
- CM放映中の格安航空サイト「エアトリ」
- 豊富な格安ツアーを探すならやっぱり「HIS」
子連れでも安心してPeachで過ごす方法・コツ
娘が乳児のときから何度もPeachに乗って、機内での過ごし方を工夫してきた方法をご紹介します。
年齢別に必要になる持ち物も異なるので、搭乗前に是非チャックしてみてください。
Peachの機内は狭い?Peachの乗り心地
Peachと言えば、よく言われるのが機内が狭いということ。
これは正直に言うと、私も狭いと思います。でも、それがLCC。格安航空とはそういうものだと思っています。
Peachは基本的に、3列×2の座席が多いです。3人家族の我が家には丁度良いですが、4人家族やカップルで乗るときは、高確率で隣に他人がいます。
また私感ですが、恐らく身長が170cm以上ある人には、座席が窮屈に感じると思います。(172cmの夫が狭いと感じるようなので…。)
座席にリクライニング機能はありますが、元々狭いなか、前から座席が倒れてくるとかなり狭いです。ほとんどの人は、リクライニングを使っていません。
ということで、Peachの機内で座席を思いっきり倒すときは、後部座席の人に高確率で恨まれる覚悟で倒してください。
では、そんな中で0歳~1歳の子どもを抱っこした状態での乗り心地はどうなのか?
私の経験では、前の座席の人がリクライニングを使わなければ、思っていたより平気です。ちなみに私の身長は165cmです。
もし、小さな子どもを膝に座らせている場合ときに前の人が座席を倒してくると、CAさんが前の人に声をかけてくれるという気遣いがありました。
さすがに子供を抱っこした状態で、目の前の座席テーブルを出すことはできないので、テーブルを使わなくても遊べる玩具などが必要です。
【0歳】機内でもあると便利なもの・必須持ち物
母乳育児の方に必須の持ち物は、授乳ケープですね。
機内にトイレはありますが、かなり狭くて、他の利用者もいるので、長時間利用することは避けた方がいいです。
LCC飛行機の場合、機内が狭いので長くとも3~4時間までしか飛行しないようにしているそうです。
国内の飛行なら1時間半~2時間ぐらいなので、時間帯によっては授乳は必要ないかもしれませんが、赤ちゃんは自力で耳抜きができないので、なにか飲ませて耳抜きをした方が良いです。
※耳抜き:離陸・着陸時に気圧の変化で、耳が聞こえにくくなったり痛くなる際の対処法
私は過去2回、娘が0歳のときにPeachに乗りましたが、機内でお湯をもらえるかわからなかったので、ミルクを作るために水筒にお湯を入れて搭乗しました。
今は、液体ミルクも販売されているので、荷物を軽減したい人には液体ミルクがおすすめです。
他にもあると便利なのが、レトルトの離乳食です。
食事をすることでも耳抜きができるので、食事の時間帯に乗る場合はおすすめです。
おすすめは、和光堂の「栄養マルシェ」シリーズ。使い捨てのスプーンが付いているので、衛生的で持ち物が少なくて済むのでおすすめ。
0歳児のときはすぐにお昼寝したり、大人しく過ごすことが多かったので、あまり手のかかった印象はありませんでした。
【1歳】機内でもあると便利なもの・必須持ち物
1歳になると結構動くようになるので、0歳のときのように大人しくしてくれません。
娘が1歳半ぐらいに搭乗したときは、膝に娘を座らせていると結構窮屈に感じて、あまり身動きも取れませんでした。
機内では機内モードにしないといけないので、スマホはあまり使えません。そんなときにあると便利なものがこちら。
ポータブルDVDプレーヤーを持参している親子は、よく見かけました。
他にもシール付きの絵本や雑誌などがあると、子どもの暇つぶしにぴったりです。何度も剥がせるタイプがおすすめ。
1歳のときが、一番飛行時間を過ごすのが大変かなと思います。
0歳のときはすぐに寝ることが多く、抱っこをしてもそこまで座席の圧迫感は感じませんでした。
しかし、1歳半頃になると体も大きくなって動きも激しくなったりするので、座席も狭く感じます。
この時期は、まだ言うことをあまり理解できない年齢なので、玩具や絵本で気をひく工夫が必要です。
【2歳】機内でもあると便利なもの・必須持ち物
2歳からは座席料金(大人と同額)が必要になるので、お財布には痛いですが、座席にゆとりができます。
2歳にもなると1歳のときより体も大きくなるので、LCCでは1人分の席があった方が断然快適です。
一人で座って座席テーブルを使うこともできるので、食事をしたり本を読んだりできます。
娘の場合、搭乗前に空港の本屋さんで幼児向けの雑誌などを買うと、飛行中ずっと読んでくれました。帰りも同じ本を読んでくれるときもあるので、一冊あると便利です。
ちなみに、機内にはドリンクや食事を持参することが可能です。(手荷物検査が必要)
お子さんの好きな食事やお菓子を持って行けば、1時間半~2時間の飛行時間は思っていたより早く過ぎていきます。
親子でPeachに搭乗する前の豆知識
関西空港(大阪)からPeachに乗る際に知っておくと良いことをまとめてみました。
関西空港・第2ターミナルでの過ごし方をご参考ください。
また、親子で搭乗するときの座席指定の必要性について私の経験談をご紹介します。
関西空港・第2ターミナルでの過ごし方
関西空港の場合、Peachの搭乗は「第2ターミナル」になります。
第2ターミナルには、第1ターミナルからシャトルバスに乗っていく方法と、自家用車で行く方法と2種類あります。
第2ターミナルは簡易的な造りになっていて、手荷物検査前のロビーには、レストラン、カフェ、コンビニ、ギフトショップが1軒ずつあります。
関空の第2ターミナルにあるレストラン「銀座ライオン DEPARTURE」は、おしゃれなデザインのカフェのようですが、大衆向けのメニューが充実しています。
ソファー席やテーブル席が充実しており、子供椅子の用意もあります。
キッズメニューもあるので、搭乗前に食事をしたい場合、子連れならこちらがおすすめです。
食事もできるカフェ「PRONTO」もありますが、こちらは店内は広くないので1~2人向けの飲食店です。
主なメニューは、カフェドリンクやパスタです。軽食はテイクアウトもできるので、機内で食べるときにおすすめです。
他にもコンビニやギフトショップがあり、簡易的な薬、オムツ、日用品なども販売されています。最低限のものは揃っていると思います。
手荷物検査を通過すると、搭乗ゲート近くにギフトショップと本屋が併設されています。他にも軽食ができる広めのカフェもあります。
親子(大人+子供)で乗る場合は、座席指定は不要?
私の今までの経験では、娘の座席料金がかかるようになって過去6回、座席指定をしなくても親子揃って座れました。
夫、私、娘の3人で予約をすると、満席のときでも毎回親子3人で連番で隣に座れています。
Peachは座席指定は有料なのですが、恐らく2~11歳のお子さんがいる場合、自動で予約時の大人と隣で座れるようになっている可能性が高いです。
理由は、予約時に「子供(2~11歳)」の項目があり、大人と同時に子供も予約をした場合は、一緒に座れるように配慮されていると思われます。(あくまで予測ですが)
それ以外の乗客は、チェックイン時にランダムに振り分けられている可能性があります。
過去に友人と2人でPeachに乗ったときは、予約は同時に行いましたが、当日の座席は行きも帰りもバラバラの席でした。
Peachを予約するときは、最安値や他の航空会社が比較できる格安航空サイトがおすすめです。
【Peachの航空券が安く買えるおすすめのサイト】
- CM放映中の格安航空サイト「エアトリ」
- 豊富な格安ツアーを探すならやっぱり「HIS」
まとめ
最初はPeachに乗るときに不安もたくさんありましたが、2回目以降は慣れてくるので、我が家では小さな子連れでもどんどん活用していました。
家族旅行でなるべく交通費を浮かせたいと持っている方や初めての子連れでLCCを利用する際に参考にしてもらえると嬉しいです。
ちなみに、なかなか後回しにしがちな家族旅行費をお得に貯めるなら、積立金+2%で旅行の手配まで無料で行ってくれる「旅貯金」というアプリがあります。
また、高級宿の最低価格保証+ポイント5%がたまる「Relux」は家族旅行の必須アプリです。
ホテルの公式サイトでも最低価格保証(ベストレート保証)をしているところはありますが、ポイント還元をしているところはなかなかありません。
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